Skix Echo は、学習の記録という、その人の時間そのものと言えるデータをお預かりします。 このページでは、実際にどのような技術的措置を講じているかを、できるかぎり具体的に記載します。 なお、まだ実施していないことについても、誤解を避けるため正直に記載しています。
1. 通信と保存時の暗号化
- アプリおよび本ウェブサイトと当社サーバーとの間の通信は、すべて TLS により暗号化されています。暗号化されていない通信でデータを送受信することはありません。
- データベース(Cloud Firestore)およびファイルストレージ(Cloud Storage)に保存されるデータは、Google Cloud の標準機能により保存時に暗号化されます(保存時暗号化はサービス既定で有効です)。
- パスワードは当社のデータベースに保存されません。認証は Firebase Authentication に委ねており、当社はパスワードそのものを取り扱いません。
- クレジットカード番号その他の決済手段の情報は、当社のシステムを一切通過しません。決済は App Store の内部で完結します。
2. ユーザー単位のデータ分離
学習データは、すべてユーザーごとに分離して保存され、他のユーザーから読み取ることはできません。この分離は、クライアントアプリの実装ではなく、サーバー側で強制されるアクセス制御ルールによって担保しています。
- データベースおよびストレージのアクセス制御ルールは、リクエストに含まれる検証済みの認証トークンと、対象データの所有者が一致する場合にのみ読み取りを許可します(所有者のみアクセス可能)。
- クライアントが自称するユーザー ID は、判定に一切使用しません。所有者の判定は、常にサーバー側で検証されたトークンにもとづきます。
- 既定の方針は「拒否」です。ルールで明示的に許可されていないパスへのアクセスは、すべて拒否されます。
3. クライアントからの直接書き込みを許可しない設計
学習の進捗、利用回数のカウンタ、購読状態など、正しさが保証されなければならないデータについては、クライアントアプリからの直接の書き込みを許可していません。これらは、サーバー側の関数を経由してのみ更新されます。
- 端末を改造しても、自分の課金状態を書き換えたり、利用上限のカウンタを 0 に戻したりすることはできません。
- 購読状態は、App Store が発行する情報をサーバー側で検証したうえで確定します。クライアントの申告を信頼しません。
- 利用回数の加算は、サーバー側で不可分な処理として行われ、同時に複数のリクエストを送ることで上限を超える操作はできません。
4. 認証とクライアントの検証
- 認証は Firebase Authentication を利用し、Apple でサインイン、Google でサインイン、メールアドレスとパスワードに対応しています。
- サーバー側の各エンドポイントは、処理を行う前に認証トークンを検証します。認証されていないリクエストは処理されません。
- 正規のアプリからのリクエストであることを確認するため、Firebase App Check(iOS では App Attest)を利用しています。改造されたクライアントや、アプリを装ったスクリプトからのアクセスを防ぐことを目的としています。
5. 最小権限とシークレットの管理
- サーバー側のコンポーネントには、その処理に必要な最小限の権限のみを付与しています(最小権限の原則)。
- AI 基盤その他の外部サービスの API キーおよび認証情報を、アプリに埋め込むことはありません。これらの資格情報はサーバー側にのみ存在し、Google Cloud のシークレット管理およびサービスアカウントによる認証を通じて利用されます。
- アプリに含まれる Firebase の設定値(いわゆる API キー)は、プロジェクトを識別するための公開情報であり、これ単体でデータへアクセスできるものではありません。実際のアクセス可否は、前記 2. および 3. のサーバー側の制御によって決まります。
- 本番環境の管理コンソールへのアクセスは、必要な担当者に限定しています。
6. データの所在(リージョン)
- データベース、ファイルストレージ、およびアプリケーションサーバーは、Google Cloud の東京リージョン(asia-northeast1)で稼働しています。
- ただし、AI による推論処理(教材生成、翻訳、発音評価、画像の解説等)は Google のグローバルな基盤上で実行されるため、処理の一部が日本国外で行われる場合があります。この点は正確を期すため明記します。
- 認証および課金に関する処理は、Apple および Google のポリシーに従って各社の基盤上で行われます。
7. 音声・画像の非保存と、AI 学習への不使用
- 発音評価のために送信された音声は、サーバーに保存されません。評価処理の完了とともに破棄され、保存されるのは評価結果(スコアと指摘)のみです。
- Echo Lens のテキスト認識は端末内で行われ、撮影した画像がサーバーへ送信されません。物体解説モードで送信された画像についても、処理完了後に破棄され、保存されません。
- ユーザーのデータを、AI モデルの学習(訓練)に利用することはありません。当社は、入力データを学習に利用しない条件のもとで AI 基盤を利用しています。
- 生成コストを抑えるための共有キャッシュには、ユーザーを識別する情報を含めていません。
8. 濫用の防止
- 各機能には、プランごとの利用上限に加えて、極端に短時間の連続実行を抑えるための制御を設けています。
- アップロードされる音声・画像には、長さおよびサイズの上限を設けています。
- 生成にあたっては、不適切な入力・出力を抑制するための安全フィルタを有効にしています。
9. 委託先(サブプロセッサ)
本サービスは、以下の事業者のサービス上で稼働しています。取り扱う情報の詳細はプライバシーポリシー第5条に記載しています。
| 事業者 | 役割 |
|---|---|
| Google LLC / Google Cloud Japan | 認証、データベース、ファイルストレージ、サーバー実行環境、AI 推論(Vertex AI)、音声合成、翻訳、プッシュ通知、アプリ検証 |
| Apple Inc. | App Store を通じた課金・購読管理、Sign in with Apple |
| Google LLC | Google でサインイン |
本サービスには、第三者の広告 SDK および第三者の行動分析 SDK を組み込んでいません。
10. 現時点で実施していないこと
誤解を避けるため、現時点で当社が行っていないことも記載します。
- ISO/IEC 27001、SOC 2 等の第三者認証は取得していません。
- 第三者機関による定期的なペネトレーションテストは実施していません。
- 公開の報奨金付き脆弱性報告制度(バグバウンティ)は運用していません。ただし、次項のとおり報告は歓迎します。
- エンドツーエンド暗号化(当社サーバーでも内容を復号できない方式)は採用していません。学習データは、機能の提供のためにサーバー側で処理される必要があるためです。
これらは、サービスの成長に応じて順次検討していきます。
11. 脆弱性の報告
本サービスに脆弱性を発見された場合は、[email protected] までご連絡ください。件名に「脆弱性報告」と記載いただけると、優先して確認します。
- ご報告いただいた内容は速やかに確認し、状況を返信します。
- 調査にあたっては、他のユーザーのデータへのアクセス、サービスの可用性を損なう試験(負荷試験、サービス妨害等)、および物理的・社会的手法(ソーシャルエンジニアリング)はお控えください。
- ご自身のアカウントの範囲内で確認できる方法での検証をお願いします。
- 修正が完了するまでの間、内容の公表をお控えいただけますようお願いします。
個人情報の取り扱いに関するお問い合わせは、プライバシーポリシーに記載の窓口をご利用ください。
最終更新日: 2026年8月11日